【Amazon Connect】フロー名とキュー名に日本語を使ってはいけない話
こんにちは、リサリサです。Amazon Connectの監視設定をしていて、フロー名とキュー名に日本語が入っていると、メトリクスが上がらないという事を知ったので記事にしてみます。
Amazon ConnectのCloudWatchメトリクス
こちらにメトリクスの一覧が記載されています。
CloudWatch を使用したインスタンスのモニタリング - Amazon Connect
「Amazon Connect CloudWatch メトリクスのディメンション」の「問い合わせフローメトリクスディメンション」、「キューメトリクスディメンション」に以下の記述があります。
問い合わせフローに非 ASCII 文字のディメンション名がある場合、CloudWatch ではそれを表示することができません。
キューに非 ASCII 文字のディメンション名がある場合、CloudWatch ではそれを表示することができません。
「問い合わせフローメトリクスディメンション」の
- ContactFlowErrors
- ContactFlowFatalErrors
- PublicSigningKeyUsage
は、問い合わせフロー名が日本語だと上がって来ず、
「キューメトリクスディメンション」の
- CallBackNotDialableNumber
- LongestQueueWaitTime
- QueueCapacityExceededError
- QueueSize
は、キュー名が日本語だと上がってこないようです。
やってみた
「問い合わせフローメトリクスディメンション」の「ContactFlowErrors」を発生させてみます。
「999_エラーテスト」というフローを作成します。
これは、「問い合わせフローに対するエラー分岐が実行された回数」なので、必ずエラーの分岐に入るように、存在しないLambdaを呼び出すブロックを置いてみます。
電話番号に問い合わせフローを紐づけて、電話をかけます。
「start」という音声の後、「error」という音声が流れました。確実にエラーに分岐しています。ですが、メトリクスは発生しません。
フローの名前を「999_ERROR」に変更して、再度電話をかけてみます。
同じく「start」という音声の後、「error」という音声が流れ、しばらくするとメトリクスが上がりました。
やはり、「ContactFlowErrors」は、フロー名が英語だと上がり、日本語だと上がらないようです。
キュー名も試しましたが、同じく、日本語では上がらず、英語にすると上がりました。
最後に
日本語が設定できても、やっぱり使わない方がいいですね…。メトリクスが上がらずにお困りの方のお役に立てれば幸いです。